9月14日投票の北海道・ニセコ町長選挙を前に、争点ともなっている町の「水資源保護」の問題が風雲急を告げています。
ニセコ町が水源地を守ろうと2013年に購入した土地に対して、4代前の所有者が土地の所有権を主張し、町を訴えているのです。
いったい今更なぜ?所有者とは何者?調べると、「株式会社ニセコパインヴィレッジ」と「代表のヨー・シオック・カー」なる人物が浮上。
この記事では、水源地の裁判に言及する前原孝植・町長選候補と裁判の行方について、調査した経緯をお知らせしています。最後までご覧いただけると嬉しいです。
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目次
ニセコ町長選挙で水源の所有権をめぐる問題が争点に?選挙結果や裁判の行方が気になる!
北海道・ニセコ町で9月14日、ニセコ町長選挙が投票日を迎えますが、現職が引退を表明し、今回の町長選は16年ぶり。これに、無所属・新人が4名、立候補しています。
- 元会社員の福田恵一氏(57歳)
- 会社経営の田中健人氏(34歳)
- 元町議会議員の前原孝植氏(45歳)
- 会社員の岸伸一氏(45歳)
今回の選挙の争点となる点については以下のように言われています。
選挙戦では、リゾート開発が進む中、水資源の保持をはじめとした環境保全のあり方や、子育て支援策、それに教育の充実などをめぐって論戦が交わされる見通しです。
引用先:NHK 北海道のニュース
記事中に「水資源の保持をはじめ~」とありますが、実は、ニセコ町の保護水源地が、土地の元所有者の手に返還されてしまうという重大な危機に直面しているといいます。
いったいどういう事なんでしょう?つまりーー。
羊蹄山麓の水源地を巡る問題です。町は水源地を守ろうと、2013年に16万平方メートルを超える土地をおよそ1200万円で購入しました。しかし、4代前の所有者が土地の所有権を主張し、町を訴えてきました。
そしてこの裁判、一審判決でニセコ町側が敗訴しているんですが、以下、現在までの時系列です。
2008年
土地の元所有者(原告)いわく、今回汚土地を第三者が書類を偽造し、無断で売却。
▼▼
2008年~2013年
土地が、複数社を経由して転売される。
▼▼
2013年1月
ニセコ町が水道水源保全目的で土地を取得。
▼▼
2023年5月
元所有者がニセコ町に対し、無効売買・登記回復を提起。
▼▼
2024年9月12日
一審判決でニセコ町が敗訴。
▼▼
2024年9月26日
ニセコ町、高裁に控訴。
▼▼
2025年5月
元所有者、土地売却(約5億円)の和解案提示。
▼▼
2025年8月8日~25日
「ニセコ町水道水源を守る嘆願署名」実施。町民約2800人、町外約21万5000人の署名が集まる。(今、ここまで)
上記、詳しくは:ニセコ町水源地土地所有権争い事件のまとめ
それにしても土地の元所有者は、10数年も経過した今になって、何故、所有権を主張することになったんでしょう?気になるのが、所有者がどこの誰かと言う点でした。
また、ニセコ町長選挙2025の候補者の中で、前原孝植(こうしょく)元町議が、水源裁判のあり方を追及している事を知りました。その内容とは?
さらには、保護水源地の所有がどうなるのか?前原孝植氏の当落は?これらの点について調査を入れてみました。
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元水源地所有者の会社はどこで代表の名前は?株式会社ニセコパインヴィレッジのヨー・シオック・カー氏の人物像に迫る!
十数年前の土地の所有権を主張する「所有者」って誰なのか?これまでの報道内容などを整理された方が、以下であることを記載していました。
土地の元所有者:株式会社ニセコパインヴィレッジ(山梨県)
書類偽造し無断で売却:アンブロ社関連(第三者)
また、ヤフー知恵袋に以下の情報がありました。
BBAさん
2025/8/27 0:50ニセコ町が取得した土地にいちゃもんつけてる株式会社ニセコパインヴィレッジ(山梨県)をぐぐったらこんなんでましたけどそういう感じなんですかね?
(※ 添付画像に「株式会社ニセコパインヴィレッジの社長は、ヨー・シオック・カーです。~」
引用先:Yahoo!知恵袋
上記、元土地所有者とされる社名と代表名から法人番号検索を調査するとーー▼
株式会社ニセコ・パインヴィレッジの情報
- 法人番号:6090001001636
- 商号又は名称:株式会社ニセコ・パインヴィレッジ
- 商号又は名称(フリガナ):ニセコパインヴィレッジ
- 本店又は主たる事務所の所在地:山梨県甲斐市長塚261番地1米山住宅B棟外字
最終更新年月日:令和5年8月17日
社長とされている、「ヨー・シオック・カー」なる人物。スパイものの映画に登場する中国の人のような響きを感じますが・・英語圏の名称の可能性も高いそうです。
さらに調査を続けると、同じ名前の人物が、北海道虻田郡ニセコ町にあるリゾート会社の代表者として存在することがわかりました。
ニセコビレッジ株式会社
- 本社所在地:〒048-1521 北海道虻田郡ニセコ町字東山1番地
- 設立:2010年
- 業種:サービス業
- 事業内容:宿泊ホテル業・スキー場・ゴルフ場などリゾート運営
- 代表者:代表取締役 ヨー・シオック・カー
- 資本金:1000万円
- 純利益:12億4,254万6,000円(2024年6月期)
- 総資産:180億9,861万1,000円(2024年6月期)
ニセコビレッジ株式会社のホームページは全て英語表記でした。▼
ヨー・シオック・カー なる人物がニセコ町の保護水源地の土地の「元所有者」かどうか?確証はありませんが・・。仮にそうであった場合、ビジネス上の必要に関係しての提訴であった可能性があるのではないかーー。そう推測しますがいかがでしょう。
次に、水源地問題に絡むニセコ町長選挙2025の候補者について見て行きたいかとーー。
ニセコ町長選挙2025の前原孝植候補とはどんな人物?当落の結果や水源裁判の行方が気になる!
前原こうしょくさん
ニセコ町長選🔥 pic.twitter.com/rwZ6npeEA1— 八重歯ちゃん🟠 (@___Qooo___) September 10, 2025
ニセコ町長選挙2025に出馬している前原孝植(こうしょく)候補(前町議)は、積極的にSNSを活用する人物です。
インスタグラムでの「動画配信」に力点を置かれているようなんですが、水源地の所有権裁判に対して、ニセコ町サイドの不備をいろいろと指摘されています。なんと、裁判資料の開示を要求しても町は「応じられない」としていたとのこと・・。
⇒ Instagram:ニセコ町水資源訴訟の情報が表に出ない理由Vol.31 SNS演説
ニセコ町が「ニセコ町水道水源を守る嘆願署名」を遂行した期間は、「2025年8月8日~25日」です。2023年5月に、元土地の所有者から提訴されて以降、このタイミングと期間の短さに疑問を感じるのは筆者ばかりでしょうか・・。
前原氏いわく、署名の進捗が悪かったので、積極的にSNSで訴え、「町民約2800人、町外約21万5000人」の署名に至ったと言われていますが、この数字は評価に値するものだと思います。
そんな前原孝植氏ですが、町役場・町議会内での暴言等で、議員辞職勧告を受けていました。辞職勧告 ⇒ 辞職 ⇒ 町長選挙に立候補、という経緯で現在に至っています。
2025年7月22日に、令和7年(2025年)第6回ニセコ町議会臨時会があり、「前原孝植議員に対する議員辞職勧告決議」には、以下のような記載がありました。
前原孝植議員は、これまで町長ほか町職員に対し、また、議長ほか同僚議員や
事務局職員に対し、誹謗中傷や侮辱、脅迫的な言動を繰り返し行ってきた。特に
本年1月以降は、相手の人格を尊重しない言動や、その立場に配慮しない自己に
都合の良い言動、一方的な要求を繰り返している。なおかつ(つづく)引用先:北海道ニセコ町
・・議員辞職勧告が決済されている以上、当時の町長・議会、また町職員からは、やはり「嫌われている?」観が強いんですがどうなんでしょう・・。
石丸伸二さんとの対談・・も気になります。
【ReHacQ生配信】
このあと21時ごろ〜北海道ニセコ町議の前原こうしょくさんが緊急生出演。
石丸伸二さんと共に、地方議会のリアルと未来について考えます。ご視聴はこちらからhttps://t.co/vsAj0MAxKQ pic.twitter.com/UN5F0FxpfN
— ReHacQ 【公式】 (@ReHacQ) March 3, 2025
こういった感じの前原孝植・町長選候補ですが、存在感は大きく、当選の可能性も高いのでしょうか?決めるのはニセコ町の町民の方々です。外部の人間としては、当選した暁の前原氏の町政のみならず、町職員・議員への対応も気になるところですが・・。
それにしても、保護水源地の裁判の行方・・、こちらも非常に気がかりです。
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