新型コロナの感染渦中にあって、今、創価学会・公明党の『山口那津男総理大臣』の起用が俄かに浮上しています。
一般論から言って、あまりに唐突、といった感じですが、その信憑性はいかに・・。
SNS(Facebook・Twitter・Line)でも、様々な意見・憶測が飛び交う状況となっていまが、そう多くは「ありえない!」といったものです・・。
この記事では、山口総理の起用について、できるだけわかりやすくまとめていますが、そこで登場する人物は、創価学会の選挙担当の佐藤浩副会長はじめ、二階俊博・自民党幹事長、菅義偉・官房長官、麻生太郎副総理といった自民党の重鎮たちで、自民重鎮の阿部総理離れには、一理あるようにも思われます。
それでは、公明党内閣・山口那津男総理大臣の起用が急浮上している理由や経緯について、下記に記して参ります。
現阿部政権下の【重鎮や幹部達】にとって、下記に記す理由のため、弱体化した阿部政権のまま、明年の総裁選まで『新・総理』の出番を待つことは、総理候補予定の石破茂氏・岸田文雄氏・河野太郎氏らとの乱戦が必至で、自民党そのものの分裂危機を待つようなものであるといいます。
そこで、阿部総理の任期前の途中降板による、一時的な新総理の起用で現政権の維持を図ろうとする動きが垣間見えるというもの。
目次
阿部総理の政権の弱体化が顕著
見て取れるだけでも、阿部総理大臣の政権は、以下の理由で『弱体化』が顕著です。
- 緊急事態宣言の31日まで延長について「国民の皆様におわび申し上げたい」「責任を痛感」と自らの政治的責任に言及し弱音を吐露は極めて珍しい。
- 新型コロナで断念せざるをえない憲法改正と延長後の東京五輪の開催が困難でステータス喪失。
- 阿部政権への支持率低下で時期政権維持が危ぶまれる状況。
脅威となる公明党の与党離脱とコロナ予算組み直しでの阿部総理の主導権喪失
2021年10月の衆院総選挙では、安倍首相の「高い支持率」という追い風がなく、公明党の票に頼らざる得ない。そういった中【公明党の連立離脱】は、自民党にとっての脅威であるという事実。
そして・・・
10万円一律支給への要求が通らなければ「連立離脱」とする公明党が、緊急経済対策(補正予算)審議ための予算委員会の日程を決定する理事懇談会への出席を拒否した為、「前コロナ対策補正予算」の国会成立が不可能なった。これにより、10万円一律支給の要求を呑んで、予算組み直しをせざる得なくなった。
その結果、公明党の山口代表と、同10万円支給を唱えていた二階俊博・自民党幹事長が主導権を握った形になっている。これによる阿部総理の主導権喪失は決定的ではないだろうか。
公明党内閣には国民のアレルギーが予想される。それが山口総理の最大のネックになるかもしれない。そこで考えられるのが自公に国民民主党を加えた3党連立です。憲政史上初の公明党内閣は、果たして“救国内閣”となるか、それとも自民党の人材不足による“破れかぶれ”の選択か。
— ??sero?? (@g4Bpl1AsevtGpr7) May 13, 2020
反阿部政権?的存在の安部総理周辺の人物たち
創価学会の選挙担当幹部である佐藤浩副会長は、菅義偉・官房長官と太いパイプを持つことで知られる人物。菅官房長官が佐藤副会長に「連立離脱を持ち出せば安倍は崩れる」と裏で焚きつけたに違いないとの『阿部側近』の憶測がある。
1人一律10万円給付となる前の予算編成が組み替えられ、盟友の麻生太郎副総理にも距離を置かれて孤立無援の阿部総理。
表に見える?だけでも、二階俊博・自民党幹事長、菅義偉・官房長官、麻生太郎副大臣(財務大臣)といった重鎮達から、見放された状態にあることは確か。
以上の、政策失敗による弱体化、主導権の喪失、内部の反阿部政権による画策等によって、物心共に、阿部総理の途中降板・途中退陣へのプロセスが現実味を帯びているということです。
山口総理って誰?と一瞬思って、ええええ~って声をあげてしまった?? pic.twitter.com/CdhgQjMVeP
— IkukoAsai (@ocyarasan) May 11, 2020
阿部総理の途中退陣後 新型コロナ渦中の現実的な新・総理の擁立について
新総理の擁立には総裁選の実施が必要だが、新型コロナ渦中という有事に政治空白は許されず、副総理の麻生氏が暫定的に首相に就任して総裁選待つ、というのが順当な流れとなるはずだが、麻生氏の暫定就任はあり得ない。
麻生氏の暫定就任があり得ない理由は以下のとおり。
- リーマンショック当時に総理を務めて経済回復に失敗し、当時の定額給付金を『失敗だった』と認めている。
- 今回の10万円一律支給で『手を上げた方に1人10万円』と払い渋り、国民の批判を浴びている。
- 森友問題をめぐる財務省の文書改竄事件では責任を取っていない。
以上の理由から、麻生氏に、コロナ対策下での指揮を執ることを公明党も自民党内部も必ず反対する。
そこで浮上するのが、公明党との連立を維持するためにも、山口氏を首相に担ぐ、総裁選までの【山口那津男総理】のワンポイント登板構想ということ。
ただ、ここで問題なのは、創価学会・公明党への国民のアレルギー対策で、コロナ対策では、公明党と政策が一致する『国民民主党(玉木雄一郎代表)』を加え、3党連立政権とする、という構想。
以上が、公明党の『山口那津男総理大臣』の起用構想の主な内容です。
仮に、山口総理の起用がワンポイントであっても、新型コロナ渦中での政変としてはインパクトがあり、いかがなものかと思えます。
山口代表が国民本位であれば、総理就任はないものと思いますが、総理就任で、より良い施策を打ち出せるのであれば、交代・就任もあるのでしょうか・・。