台風情報

【2020年の台風12号(たまご)の名前は何?】名前の決め方・付け方は誰がどうやって?

2020年、台風10号の脅威に、上陸地域のみならず、日本全国が注目をしました。

幸い、11号は、遠く離れて、日本への影響はありませんが、地球温暖化の進行と共に、海水温のこれまでに無い上昇が、強力な台風を生む土壌となっています。

そんな中、台風12号の到来への懸念が早くも浮上しています。

そして、「2020年の台風12号(たまご)の名前は何?」という疑問と共に、そもそも、台風の名前の決め方・付け方は、どこの誰がどうやって決めているのか?という根本的な疑問も浮上しているようです。

この記事では、この点について調査した結果をご紹介しています。

2020年の台風12号の名前は何か?について

2020年に台風12号が発生した場合、その名前は、実はあらかじめ決められています。

台風12号の名前は、【Dolphin(ドルフィン)】です。

先の9号から以降の名称は以下のとおりです。

  • 台風9号:Maysak(メイサーク)⇒木の名前(カンボジアが命名)
  • 台風10号:Haishen(ハイシェン)⇒海神(中国)
  • 台風11号:Noul(ノウル)⇒夕焼け(北朝鮮)
  • 台風12号:Dolphin(ドルフィン)⇒白いるか(香港)

台風の名前があらかじめ決められていて、上記では、アジアの各国が命名しています。いったいこれはどういうことなのでしょうか?

12号の名前はどうやって決められたのか?
という疑問と供に、その他の名前の決められ方について見ていきましょう。

台風の名前は誰がどうやって決めているのか?

台風の名前は誰が?決めているのか?

それは、「台風委員会」が決めています。

台風委員会と台風の名前の決め方について

「台風委員会」とは、アジア各国の政府間組織で、これには、アジアの14カ国・地域が加盟しています。

この台風委員会が、2000年以降に日本近海で発生した台風に名前をつけていたのです。

具体的には、加盟14カ国に、各10個の名前を出してもらい、全140個の名前があらかじめ決められていたということです。

台風委員会への加盟14カ国は以下のとおりです。

  1. カンボジア
  2. タイ
  3. フィリピン
  4. ベトナム
  5. マカオ
  6. マレーシア
  7. ミクロネシア
  8. ラオス
  9. 韓国
  10. 香港
  11. 中国
  12. 日本
  13. 米国
  14. 北朝鮮

台風委員会の理念と存在理由は以下の記事のとおりです。


「国際社会への情報に台風委員会が決めた名前をつけて、それを利用してもらうことによって、アジア各国・地域の文化の尊重と連帯の強化、相互理解を推進すること」

「アジアの人々になじみのある呼び名をつけることによって人々の防災意識を高めること」
出典:J-castニュース

リストアップされた140個の台風の名称は、2000年に発生した最初の台風に順番に割り当てられて現在に至っています。

台風の年間発生数は平均で25.6個なので、概ね5年から6年で140個の名前が一巡する勘定です。

各国が拠出した台風の名称の一覧を、2020年の台風1号から一覧にする以下のとおりです。

NO提案国と地域呼名片仮名読み意味
1号マカオVongfongヴォンフォンすずめ蜂
2号マレーシアNuriヌーリオウム
3号ミクロネシアSinlakuシンラコウ伝説上の女神
4号フィリピンHagupitハグピートむち打つこと
5号韓国Jangmiチャンミーばら
6号タイMekkhalaメーカラー雷の天使
7号米国Higosヒーゴスいちじく
8号ベトナムBaviバービーベトナム北部の山の名前
9号カンボジアMaysakメイサーク木の名前
10号中国Haishenハイシェン海神
11号北朝鮮Noulノウル夕焼け
12号香港Dolphinドルフィン白いるか。
13号日本Kujiraクジラくじら座、鯨
14号ラオスChan-homチャンホン木の名前
15号マカオLinfaリンファはす(蓮)

2000年以降の全一覧リストはこちらです⇒ アジア各国の台風の名称一覧

日本の台風の名前には何があるのか

日本国が命名して「台風委員会」に出している台風の名称は以下の10個です。

NO呼名片仮名読み意味
1Koinuコイヌこいぬ座、小犬
2Yagiヤギやぎ座、山羊
3Usagiウサギうさぎ座、兎
4Kajikiカジキかじき座、旗魚
5Kammuriカンムリかんむり座、冠
6Kujiraクジラくじら座、鯨
7Kogumaコグマこぐま座、小熊
8Kompasuコンパスコンパス座、円や円弧を描くためのV字型の器具
9Tokageトカゲとかげ座、蜥蜴
10Yamanekoヤマネコやまねこ座、山野にすむ猫

以上の名前は星座名に由来するとなっています。

星座名を提案した理由については、以下のように語られています。


「特定の個人・法人の名称や商標、地名、天気現象名でない『中立的な』名称であること、『自然』の事物であって比較的利害関係が生じにくいこと、大気現象である台風とイメージ上の関連がある天空にあり、かつ、人々に親しまれていることが挙げられます」(気象庁)
出典:J-castニュース

2020年の台風12号の状況

2020年9月16日現在の、台風12号は、「たまご」の状態にもなっていませんが、発生への可能性があることが示唆されています。


台風11号は遠く離れるも、次の熱帯擾乱(低圧部)が発生へ

低圧部とは周囲より気圧が低く、循環は認められるものの、その中心がハッキリしない熱帯擾乱のことで、中心がハッキリすれば台風のたまご、熱帯低気圧という解析になります。

新たに発生が予想される低圧部の種々の計算をみてみると、今のところ、明瞭に発達させている計算はほとんど見受けられませんが、エルニーニョ現象の影響もあり、フィリピン沖の海水温は平年より高く、広く30℃以上となっています。

熱帯擾乱が発達するには好都合の環境となっていますので、今後の予想に注目です。
出典:J-castニュース

まとめ

今回、台風の名前の由来を調査して勉強になりました。

当初、台風10号の名前が「Haishen(ハイシェン):海神」であったのは、その威力が未曾有であったため、「海神」という怖い名前が付けられたのかな?などと思った次第です。

無知ほど怖いものはありません。きちんと「認識」してから評価していきたいものです。