
香港の民主活動家で民主の女神と言われているアグネス・チョウ(周庭)氏がついに逮捕されました。香港国家安全維持法違反の容疑で思想犯・政治犯としての逮捕は、本国・中国の肝入り。
2020年8月10日のその日、中国共産党は本性をムキ出しにして、アグネスさんの他、民主活動家や新聞社社主など約10人を国家安全法違反で逮捕しました。
これから彼女はどうなるのか?どうされてしまうのか?

周庭(アグネス・チョウ)氏の逮捕に日本でも抗議続々
香港の民主活動家、周庭(アグネス・チョウ)氏(23)が香港国家安全維持法違反の疑いで逮捕されたと、一部の香港メディアが10日夜に報じた。
国安法施行前の昨年6月には、「逃亡犯条例」改正案に抗議するデモに参加し、数万人とみられる市民とともに警察本部を包囲。デモ参加者を扇動したとして逮捕、起訴され、今年8月5日に裁判所から有罪の認定を受けていた。朝日新聞デジタルより
アグネス・チョウ氏は、自身の今回の逮捕は覚悟の上で、若干23歳にして信念に順ずる姿は神々しいばかりです。
そして、逮捕劇については、アメリカのポンペイオ国務長官も、「深く憂慮している」とし、「中国共産党が香港の自由を奪い、人々の権利をむしばんでいることのさらなる証拠だ」として、中国政府を強く非難しています。
また、日本国内でも、SNS上には、抗議の声が続々とあがっています。
アグネスさん、無期刑を受ける可能性って、これ無期刑じゃなくてもかなり重いんじゃ、、。しかし歴史の教科書に載ってた戦前の反体制派の人も当時はこんな感じであっさり捕まって裁判にかけられて、と考えるとなんか思うところあるな、、
— たもり (@tamoriyou) August 11, 2020
アグネス・チョウ氏らの行動は正しかった。国家安全法の実態がそれを証明している。この現実を直視し、香港の自由のために立ち上がった全ての人々の人権を守るため、中国、香港政府に立ち向かう強大な世論を作り上げよう。
— アトリウム (@Stringend) August 11, 2020
#FreeAgnes
勇気あるアグネスさんを
日本から支援しよう
中国共産党は国際社会の声を聞け! https://t.co/aKy3Z1TWKl— グロリエ (@glorie757) August 11, 2020
周庭(アグネス・チョウ)さんが逮捕され連行される瞬間の動画。マスコミが集まってるということは見せしめの為当局がリークしたという事。しかし周庭さんは国家安全法施行後活動はしていない。事後法で逮捕と言うことだ。これでも日本政府は何も言わないのか?https://t.co/DJfzdIh3oI
— 世界のかわら版 (@sekaikawaraban) August 11, 2020
アグネスの逮捕に関して、中国共産党政府は大きな過ちを犯したのでは。
小柄で華奢、可憐そうな、
凡そ活動家とはほど遠いイメージの少女のような若い人。それでなくても、悪いイメージの習近平氏が、
〇のように丸々太り人相卑しき悪鬼の権化、
というイメージの対比が浮き彫りになった映像でした。— koto℗ (@koto_japan88) August 11, 2020
周庭(アグネス・チョウ)氏はこれからどうなる?どうされる?
中国共産党政府は、意にそぐわない民主主義活動には、何でもありです。
記憶に近い大きな事件では、北京での天安門事件がありますが、民主主義を唱える若者たちが、少なくとも1万人以上が殺されたというデータが米国の調査で明らかになっています。
2016年に米連邦議会議事堂で開かれた「広範囲に及ぶ中国の拷問」に関する公聴会で、その証言台に立った法輪功学習者、尹麗萍(イン・リーピン)さんは、凄惨な迫害について生々しく以下のとおり証言しています。
インさんは、収容された馬三家教養所で、両手に手かせを付けられて床に縛り付けられ、2カ月間にわたり何らかの薬物を注射されたため、両眼が一時的に失明したことや、絶食で迫害に抗議する時に、口をこじ開けられて乱暴にのどから管を入れられ無理やり食べものを流し込まれ、窒息死させられそうになったこともあるという。
迫害証言おり
計画的な集団性的暴行「2001年4月19日に起きたことは、一生忘れられない。」
インさんは何度も涙を流しながら次のことを語った。
・・・・そのあと、4~5人の男が私をベッドに押し倒し、手足を押さえつけた。30過ぎの男が私に馬乗りになり、気を失うまで顔と頭をなぐりつけた。目が覚めた時、部屋には7、8人の男がいた。そばに3人の男が横になっていて、足元の方に男2人がビデオカメラで撮影していた。」
迫害証言より
思想犯に対しては、薬で廃人に・・
そんなことも躊躇無く実施する中国政府です・・
それ故に、今回のアグネス・チョウ氏の(その他の方々も)事実上の逮捕は、実に決定的で恐ろしいばかりです。
周庭(アグネス・チョウ)氏の逮捕まとめ
国際的な世論としても、一刻も早く、中国政府による撲滅の暴挙から、民主主義の活動家を救う体制を作り上げるべき、という声があがっています。
しかし、現実には、遠くから見守るしかない・・それが現実です。
「香港の自由のために立ち上がった全ての人々の人権を守るため、中国、香港政府に立ち向かう強大な世論を作り上げよう」とは、先のSNSでの発言です。
より多くの声だけは、挙げ続けていきたいと思います。