ながえ孝子ブログ Blog
「事業仕分け」見聞録
「事業仕分け」が注目を集めています。
本当に大勢の方が詰めかけていて、
ロの字型に組まれた作業机のすぐそばに用意された150席ほどの傍聴席は、
3つのグループどこも一杯。
行政マンでも報道陣でもない一般の方が(それも結構年配の方が多い)、
分厚い資料をめくりながら、仕分け人と省庁の役人との攻防に耳をすませ、
見つめているのです。
驚いたのは、その表情が、生き生きしてるんです!
そりゃそうですね、初めてのことですから、外務省の広報費の内訳なんて見るのは。
純粋に知る喜びがありますし、ムダ使いが目の前で洗いだされるのは、爽快感があります。
そうそう、外務省の広報費ですが、まず指摘されたのは、
一民間企業が出版している『外交フォーラム』という月刊誌を年間11万部買い上げ、
学識経験者や図書館、国会議員、マスコミに送付している予算、79,680,000円。
他にもこの種のお買い上げがあって、
雑誌の買い上げ経費は233,690,000円、およそ2億3千3百万円です。
これが本当に必要な予算かどうか。
タダで配るのは止めて、必要な人には購入してもらったらいい、
というのは、もっともな意見と私も思います。
実は、国会議員ですから私のところにも送られてきてますが、
今日初めて外務省からだったということを知りました。
仕分け人の言うように、必要なら自分で買います。当然のことです。
かと思えば、同じ広報でも外務省のホームページ「WEB JAPAN」は、
お金がないからという理由で、言語は日本語と英語しかありません。
日本の外務省が世界に向けて情報発信しているサイトが、2ヶ国語だけなのです。
ちなみに、高山市のサイトは11ヶ国語で紹介しています。
仕分け人から厳しい声が。
「中国語さえないんですか。
世界で一番多くの人が喋ってる言葉ですよ。
理由に経費がないと言いながら、雑誌には膨大な金額を使っている。
いかに日本を効果的にアピールするかという、省内の外交広報戦略はないんですか!?」
この事業仕分けは、ムダを洗い出しているだけでなくて、
国民の皆さんへの情報公開の責任も果たしながら、
体質改善をうながしているのだと思いました。
民間企業なら、少ない経費でいかに最大の効果をあげるか、
社内が一丸となって、知恵を絞って戦略を練ります。
いつのまにか、前例に従っておけばいいという、
メタボ体質になってしまったお役人の世界の体質改善です。
これから決して潤沢にはない税金を貴重な投資と考えて、
国益としてどのくらいリターンさせられるか、
時代に適応する戦略を練る、アグレッシブな霞が関になるようための体質改善、
いそがねばなりません。