ながえ孝子ブログ Blog

2009年03月20日 (金) 23:17

秋山真之生誕祭

いよいよこの11月からNHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』が放送スタートとなります。
松山市民としては待ち遠しい限りです。
重ねて私は、主人公である秋山兄弟の生家跡の近所に生まれ育ったので、生家跡や隣に立つ常盤同郷会柔道場は、見慣れた風景で、そこを舞台にしたスペシャルドラマとあって、とてもわくわくしています。

今日は、その秋山兄弟の弟 「秋山真之の生誕141周年祭」が、生誕地である松山市歩行町で行われました。
ゲストとして来られたのが、真之の孫にあたられる(真之の次女宜子さんの長女)大石尚子さん、実は民主党の参議院議員です。
そのご縁で、私も生誕祭によせて頂いたのですが、とても文化の薫り高い素敵な会でした。

秋山真之生誕祭

復元された生家の前の桜の木も、まさに蕾がほころび始めたところで、好古・真之兄弟の銅像に山村流煎茶が献茶された後、お琴や尺八の生演奏を聞きながら、お煎茶を頂きました。
頬をなでる温かい風に口に含むとほんのり甘いお茶…、春到来の喜びを実感するひと時になりました。

生家の裏には、兄弟が産湯に使った井戸が残っておりました。
この辺りは空襲で何もかも焼けたので、昔のものは残っていないと聞いておりましたが、江戸時代の井戸は生き残っていたのですねぇ。

生家の中には、貴重な資料も沢山展示されていました。
中でも感動したのが、明治33年、アメリカに留学中だった真之が、病床の子規を励ますために送った葉書です。ただ一句書かれていました。

遠くとて 五十歩百歩 小世界
真之はアメリカから、病に苦しむ子規に、少しでも軽くて楽になるようにと、ウールの布団も送りました。
子規は臨終の時まで、その布団を肌身離さなかったそうです。
子規の臨終の地 東京根岸の「子規庵」には、子規が愛用した小さな地球儀が残っていますが、北半球に子規自身の手で、縁取りが残されています。
縁取られていたのは、アメリカ。
もう病床から動けなくなった子規が、どんな想いを込めて地球儀を縁取ったのか…。

遠くとて 五十歩百歩 小世界
地球を小世界と言ってのけるでっかさは、私たちの故郷の先人二人の友情のでっかさです。
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