ながえ孝子ブログ Blog

2009年03月19日 (木) 08:41

百花蜜

松山の郊外で見つけるとは思いませんでした、蜂の巣箱を。
それも日本在来種である「日本蜜蜂」の巣箱です。
『もぎたてテレビ』の取材で、山あいの集落などではよく見かけましたが、まさか、こんな住宅地で発見するとは、びっくり。
ま、洋ミツバチに比べて、格段に穏やかで、刺すことのない日本蜜蜂なら…
確かに、飼えるかも。

「かわいいですか?」
「うん、かわいいよぉ! 見よったら、一生懸命花粉を両腕に抱えて帰ってくるんよ」
「へぇ~」

お母さんと一緒に、巣箱の前に座り込んで待っていると…
確かに、オレンジ色の花粉玉を両腕(?)だか両足だかにくっつけて、巣箱に「ただいまぁ~」と入ってく入ってく。
「働きモンですね」
「うん、ちょうど花の季節やけんねぇ、がんばっとるよ」

今の時期、何の蜜だろうとお尋ねすると、一種類の花から蜜を採取する洋ミツバチとは違って、日本蜜蜂は、各自がいろいろな花から蜜を採取するので、様々な花の蜜の栄養が混ざっており、古来からその蜜は「百花蜜」と呼ばれて珍重されてきたのだそうです。
確かに、日本蜜蜂の蜜は、濃くて美味しくて滋養もたっぷり。
薬代わりにもなるそうですが、量は洋ミツバチの1/6しか取れず、とても貴重な物です。

「百花蜜」…なるほど、その時々で、同じ蜜でも香りも味わいも、その時ならではの蜜になる訳です。
一期一会の蜜です。
今は、梅や菜の花や桃やボケに菫…
これから桜や、もう少しするとミカンの花の蜜も加わるのでしょう。

まさに歩いていると、一期一会の恵みに出会えます。
懸命に働く姿のけなげさ、美しさにしばし見入りました。

日本蜜蜂

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