ながえ孝子ブログ Blog

2009年02月05日 (木) 23:58

学生さんからの質問に答えて

学生さんとこの間、若い学生さんたちと話をする機会がありました。
社会人としての話し方などお話ししていると、学生のお一人から、とてもいい質問が。
「仕事をしていて失敗して、上手くいかない時には、どうやってモチベーションをあげるのですか?」

へこみますよね、そんな時は。
自信をなくして、悩んで、真っ暗な穴の中にすっぽりはまって、自分ではもうはいあがれない気分にもなります。

そんな時は…私は、うずくまります。
ジタバタするのも止めて、トコトンへこむんです。
河合隼夫さんが書かれていた文章が授けてくれた知恵なのですが。

「遭難した船乗りは、方角を見失った時には、思い切って手元の灯りを消すのだそうです。
不安で怖くて、真っ暗な中、灯りを消すのには勇気がいりますが、灯りを消してしばらく待つと、遠くの明かりが見えてくるのだそうです。
岸の明かりか、灯台の灯か。行くべき方向を知らせてくれる頼りになる明かりが、手元灯りを消すことで見えてくるのです。
このかすかな明かりは、手元灯りをつけている限りは決して見えてこない。
だから、不安だろうと、思い切って手元の灯を消すことが大事だと」
その話をしました。

「だから、失敗したらトコトンへこむ。
下手な言い訳や、周囲のなぐさめや、便利な近くの藁にはすがらないで、じっとへこみつつ、自分は何がしたくてやってきたのか、本当に求めているのは何か、夢は何だったのか、思い返していると、遠くの明かりが見えてきますよ」
とても真剣な目で受け止めて下さいました。

大丈夫ですよ。
あなた方の親世代である私たちだって未だに悩むんです、へこむんです。
でも、また遠くの灯りを見つけて、立ち上がって歩き出すんです。
手元の灯りを消す勇気さえあれば、いつでもどこでも遠くの明かりは見つかりますから。

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