ながえ孝子ブログ Blog
絵本の読み聞かせ
若いお母さん方の集まりにおじゃましました。
皆さん、お膝に小さなお子さんを抱いて、絵本の読み聞かせに耳を傾けて下さいました。
久しぶりに、読みの場を与えて頂いたので、心を込めて読ませて頂きました。

絵本を読み聞かせることに、特別な思いを持っています。
「絵本・児童文化センター」の会員として2年半講義を受け、子どもの発達上、いかに絵本が大事な役割を果たすかを勉強しました。
子どもは、遊びを通して暮らしの様々な出来事を再現体験し、イメージを膨らませ、発達していきます。
その際、一番安心出来る母親にしっかり抱かれて絵本を読み聞かせられることで、絵に集中して観察が出来るのです。
そこで、前頭葉に刺激がいきます。
絵から発見をし、声に出していきます。
そうして、言葉を吸収していきます。
この最近、7歳児の習得言語数が、以前の約3000語の半分、1500語にまで減ってきています。
中でも、抽象的言語、目に見えないものを例える、心が感じる言葉の減少が著しいのです。
そうなると、自分の気持ち、心が上手く表現できない。
そのまま成長すると、自分の気持ちが相手に伝えられない、ひいては相手の気持ちも読み取ることが出来ない人間に育ってしまうのです。
人の気持ちなんか判らない、どうでもいい、自分が一番、恐ろしいまでに他人に無関心な自己中心人間が出来上がってしまうのです…。
子どもたちが、豊かな言葉に包まれて、気持ちも言葉も豊かに育っていくためには、まずは、お母さん方に、安心を届けなければなりません。
心と時間の余裕を。
その為に、育児を孤立させない体制が必要です。
初めての子育ては不安が一杯です。それをケアし、サポートする体制や応援してくれる保育ママさんの充実、そして、経済的な支援も必要です。
長時間労働をしなくても育児費用が間に合う体制です。
それから、情報も大事です。
例えば、「絵本を生後9ヶ月頃から読み聞かせしましょう!」と言う呼びかけを、毎日赤ちゃんの世話に明け暮れるお母さん方に届けねばなりません。
そのために、先輩ママさんにサポート隊として育児情報やノウハウを伝達して活躍してもらう場を設けるなども、効果があるのではないでしょうか。
少子化の今、子どもの出生率を上げると同時に、一人一人の子どものよりよい育ちへのサポート体制も作っていかなければと思います。