ながえ孝子ブログ Blog
後期高齢者医療制度の話
街宣で私の思うところを色々とお話させていただいていると、聞いて下さる方によって頷かれるところが様々です。
小さなお子さんを抱いたお母さん方は、子育て支援の話(月26,000円を『子ども手当て』として応援)に顔色を明るくされ、地方が主体性を持った中小企業支援の話に、熟年男性の方が「がんばれ!」の声を掛けてくださったり。
中でも、ご年配のおじいちゃん おばあちゃんが大きく頷かれるのは、後期高齢者医療制度の話です。
「あれは、お年寄りを集めて『あんたら医療費よう使うけど、お金ないんやから使ったらいかんで。』と脅しをかけたようなものです。」
と申し上げると、深く深く頷かれる。
そもそも、このように年齢で区切った医療制度というものは、世界でも初の制度です。
この制度の設計に関わった厚生労働省官僚が、
「際限なく上がっていく医療費の痛みを後期高齢者が自らの感覚で感じ取るためのもの」
と発言している通り、その狙いは、ちゃんとした医療を保障するためでも、
社会全体でお年寄りの医療を支えようとするものでもなく、
弱者への間違った「自己責任」の押し付けです。
いつから日本は、こんなせこい国になってしまったのでしょうか。
確かに、高齢化社会と進む少子化で、増大する医療費を、いかに支えていくかは、大きな課題です。
官僚に医療費削減プランを設計させれば、このような制度を思いつくこともあるでしょう。
でも、それを、制度として実行に移すかどうかは、政治の問題です。
国民の意向を汲み、皆さんの望むところを形にしていく代議士ならば、そのプランは国民の納得に反する、断固として採用せずの判断を下してしかるべきであったと思うのです。
『痛みを感じてもらう政策』を、そのまま実行する、今の政治家の鈍感さに心が冷え冷えします。