ながえ孝子ブログ Blog
「シベリア強制抑留者に係る問題に関する特別措置法」成立
午後6時15分、衆議院本会議場は温かい空気に満ちていました。
「シベリア強制抑留者に係る問題に関する特別措置法」が成立した瞬間、
議員たちは傍聴席を仰ぎ、
この日を待ちわびて、傍聴席から議事を見守っていらした抑留経験者の皆さんに
拍手を送りました。
傍聴席で大きく振られる手が見えました。
拍手の音は、議場に長く長く響きわたっていました。
亡くなった父の友人のお二人が抑留経験者で、
私も8月15日が近づくと、戦争体験・抑留体験を取材でお聞きして番組を作っていたもので、
国が初めてその方々に慰謝を申し上げるこの法案を、何とか成立させたいと思っていました。
去年の特別国会で上程予定が流れた際は、とても残念でした。
この法案に強い思いを抱く議員の皆さんと共に議連を立ち上げ、
賛同してくださる議員を募った結果、この議連は200人を越える議連にもなりました。
そして、大臣に訴えたりと活動を重ね、やっと今日の成立に至りました。
私などは去年からですが、先輩の議員の方々、特に議連会長の円より子参議院議員は、
抑留経験者の皆さんと何年来のお付き合いで、
想いを背負って活動してきた経緯がありますので、
午前中の総務委員会では、車椅子に乗った抑留経験者の皆さんと傍聴席にいらして、
可決の際には、目に涙を浮かべて喜んでおいででした。
当事者の方々と共に歩むという、議員の仕事を教えて頂きました。
「あの世に行った時には、先に逝った戦友たちに、国にやっとあやまらせたぞと報告したい」
去年暮れに、こうおっしゃっていた抑留者団体の役員の方は、
成立を待たず、昨年末に亡くなりました。
今日は代わりに奥様が傍聴にいらしておいでで、
天国にいらっしゃる旦那様に報告して下さったそうです。
「国がやっと詫びた」と。
政権交代の意義を改めて強く感じた、通常国会最終日でした。